18才ドライバーがダイソンマツダMZR-Rをテスト

クーパータイヤ・プロトタイプライツのライツ1クラスでチャンピオンを獲得し、2012年はALMS LMPCクラスへの参戦を予定している18才ドライバーのリカルド・ベラが、セブリングで行われたダイソンマツダMZR-Rのテストに参加した。

ライツ1クラスの優勝特典の一つ、“LMP1カーのテスト走行参加”としてベラはチームダイソンのテストに参加した。ベラは、午前10ラップ、午後25ラップのテストを実施。なかなかの好タイムを記録した。

「今回、テスト走行のチャンスを与えてくれたダイソンの皆さんに感謝したい。彼らはとても親切で、仕事はとてもプロフェッショナルだった。ダイソンマツダMZR-Rはとても乗りやすく、むしろLMPC車両よりも簡単に感じた。特にブレーキとハンドリングがスムースで、それでいてクイックなのには感激した。とても良い経験だった」とベラが語った。

2011年ALMS LMP1チャンピオンのダイソンは、「リカルドの走りは良かった。とても18才のドライバーとは思えない走りで、短時間でローラLMPシャシーとマツダMZRターボエンジンを乗りこなすことができた。マシンへのフィードバックコメントも素晴らしかった。将来が楽しみなドライバーだ」と語った。

ベラが2011年にチャンピオンを獲得したプロトタイプライツシリーズの目的は、セミプロレベルのレーシングドライバーに世界クラスの環境でレースする機会を設けることと、さらに上級クラスであるALMSにステップアップさせることである。2つのクラスが用意されており、ライツ1クラスは、エランDP02シャシーに2.0リットル、230hpのマツダMZRエンジンを搭載したワンメイク、ライツ2クラスはウェストWX10もしくはWR1000シャシーにカワサキZX10Rエンジンを搭載した車両で競われる。

2012.1.4
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