SKYACTIV-D搭載の「マツダ6グランダムGX」
2013年デイトナでデビュー

北米マツダは、11月29日にロサンゼルスオートショーにてプレスカンファレンスを行い、アメリカ市場における新型マツダ6の発売をアナウンスしました。同社のジム・オサリバン社長は、同時に新開発のレースカー、「マツダ6グランダムGX」を2013年1月のデイトナ24時間レースでレースデビューさせると発表しました。

「マツダ6 GX」レースカーは、SKYACTIV-Dディーゼルターボエンジンをパイプフレームシャシーに搭載したグランダム規格のマシンで、出力は400馬力+αとのこと。50年の歴史を誇るデイトナ24時間レースでディーゼルエンジン搭載車が走るのは、初のことです。同エンジンは量産エンジンブロックを活用し、耐久レース仕様にチューニングしたもので約60%が生産車のものを使っています。デイトナ24時間レースのGXクラスでこのマツダ6 GXがクラス優勝すると、マツダエンジン搭載車による同レース24回目のクラス優勝となります。

北米マツダのモータースポーツ担当ディレクターのジョン・ドゥーナンは、「私たちは、このマシンを早く紹介したくてうずうずしていました。スピードソースエンジニアリングとマツダのエンジニア達は、何ヶ月ものあいだ全開でこのエンジンを開発してきました。パフォーマンスと耐久性の目標が達成できたことをここに報告できるのは、大変幸せに思います。400馬力以上のパワーで約50時間連続運転できます。 また、エンジンの構成部品の大半はマツダ製ストック部品で、エンジンブロックは量産のSKYACTIV-Dのものを使っています。この新エンジンが私たちの新型レースカーに搭載されることに、興奮を禁じ得ません」と語っています。

2012.11.30
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