「マツダ6 GX」、デイトナテストデーで初試走
2013年デイトナ24時間レース

1月4日から6日にデイトナスピードウェイ(フロリダ州)で行われた「Roar before ROLEX 24」(デイトナテストデー)で、新開発の「マツダ6 GX」レースカーが初試走を行いました。

このマシンは、フロリダ州マイアミ近郊に拠点を持つスピードソースエンジニアリングが開発を進めて来たもので、新開発の2.2リットルSKYACTIV-Dレーシングエンジンを搭載しています。ニューマシンは、年末に組み上がったばかりで、この日のテストが事実上のシェイクダウンテストとなりました。1月26日・27日の両日行われる北米最大の耐久レース「ROLEXデイトナ24時間レース」にこのマシンで出場するマツダドライバー達が見守る中、チームオーナーのシルベイン・トレンブレイが慎重にテストプログラムをこなしていきました。このテストには、日本から寺田陽次郎も参加。65歳のベテランドライバーである寺田は、これまでこのレースに7回出場しています。そのうち3回クラス優勝している経験が買われ、今回は北米マツダが進めているラダーシステム(ドライバー育成プログラム)から抜擢された4人のヤングドライバー達の指南役として出場を要請されています。

テストは、オイルリークなどの初期トラブルが発生し、それらの対策が優先されて寺田らがステアリングを握るチャンスはありませんでしたが、今回得られたデータをもとに改善策が盛り込まれ、24時間レースには3台のマツダ6 GXが出場することになっています。寺田は、「経験上ブランニューカーに初期トラブルはつきもので、それらをいかに早くつぶしていくかが勝負だと思います。なにせマシンもエンジンも全く新開発ですからね。僕自身14年ぶり8度目のデイトナ24時間レース出場となりますが、今回は17歳から21歳のヤングドライバー達の先生役を仰せつかっています。その役割を大いに楽しみたいですね」と語っています。

2013.1.9
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