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ナイトスポーツRX-8のマカオGPチャレンジは、わずか5秒で終了

11月18日〜21日にマカオの市街地コースで開催された「第57回マカオグランプリ」は、最終日に決勝レースを行い、ロードスポーツチャレンジレースに出場したナイトスポーツのRX-8は、スタート直後のアクシデントに巻き込まれ、わずか5秒でレース終了となった。

コース幅が狭く、エスケイプゾーンもないマカオのコースは、「カーブレイキングレース」として知られ、前日行われた他のカテゴリーでもクラッシュなどのアクシデントが続いた。これらによって、20日に行われる予定だったロードスポーツチャレンジの決勝レースは、21日朝に延期されることとなった。

21日の天候は薄曇りがちの晴れで、午前中の気温は24度ほどであった。ロードスポーツチャレンジレースは、朝8時30分過ぎに各車がコースインし、スターティンググリッドについた。1周のフォーメーションラップの後、グリッドからスタンディングスタートとなったが、直後に予選2位のRX-8の後方からアウト側に入ったマシンがRX-8の右フロントタイヤを激しくヒット。さらに左側からかぶせるようにアウト側にはらんで来たマシンが、RX-8の左フロントタイヤを直撃し、RX-8は身動きが取れなくなりコース上にストップした。RX-8の両側を挟んだマシンもコース上で動けなくなり、レースは中断となった。

ドライバーの谷川達也は、「両側を挟まれ、しかもフロントホイールが両側とも壊れてしまったので、何もできなくなってしまいました。たった数秒でレースが終わってしまい、とても残念です」と語った。また、チーム代表の中村英史も、「RWDのRX-8は、スタートダッシュがAWD勢に比べると不利です。3速まで加速できればそこから先はこっちのもの、最初は先に行かれるだろうと思ってはいましたが、さすがに挟まれて行く手をとじられてしまうとなすすべはありません。とても残念ですが、これもレースだ、と受け止めなくてはなりません。今後も私たちが参加できるカテゴリーがあれば、マカオGPには挑戦し続けたいと思います」と話した。

2010.11.21
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