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1981 Silverstone
北米マツダ、Mazda 2 Bスペックレース仕様車を公開

マツダとホンダがそれぞれのエントリークラスの市販車をベースとしたレーシングカー、「Bスペックレースカー」を同時に公開した。

低コストでのレース参戦を可能とするBスペッククラスのレースカーとして、北米マツダのレース部門であるマツダスピードがMazda2(日本名:デミオ)をベースとしたレーシングカーを、ホンダがフィットをベースとしたレーシングカーを製作。フロリダ・オーランドで行われたPRIショー(Performance Racing Industry trade show)に来場した40,000人ものレース関係者の前で公開した。

Bスペックは、イコールコンディションのもと、北米のどんなサーキットでも開催できるグラスルーツカテゴリー。エントリーレベル向けに設定されたため、エンジン、シャシーとも量産ベースのレーシングカーであり、ロールケージやフルバケットシートなどの安全装備が施され、メーカー指定のサスペンションとタイヤ、ホイールを装着する。この公開日から60日以内には競技ルールも最終的に固まる予定とのこと。

北米で急成長しているBセグメント市場は、もっとも手の届きやすい価格帯のため若年層に人気がある。同カテゴリーには、シボレー・アビオ、フォード・フィエスタ、ヒュンダイ・アクセント、ニッサン・ベルサ、トヨタ・ヤリスも含まれる。

このMazda2 Bスペックプロトタイプは、既にサンダーヒル25時間耐久レースに出場し、見事完走を果たしている。

2010.12.15
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