マルク・デュエズ、RX-8 Gr.Bでスパ・レジェンドラリーに出場

2月18日・19日の二日間、ベルギーのスパを中心とした地域で開催されるクラシックラリー「ブクレ・ド・スパ」のレジェンド部門に、Mazda RX-7(SA22C) グルーブBラリーカーが出場する。1985年モデルの元ワークスWRCマシンを駆るのは、1988年と1989年にマツダスピードのルマンプロジェクトに参加したこともあるマルク・デュエズ(ベルギー)。アウディクワトロ、フォードエスコート、アルピーヌルノー、ランチャストラトスなど150台を超すレジェンドラリーカーの中、唯一のロータリーエンジン搭載車として、RX-7グループBラリーカーは異彩を放つことになるだろう。

ベルギーに本拠地があったMRTE(マツダラリーチームヨーロッパ)で20台が生産された13B型2ローターロータリー搭載のRX-7グループB(FR駆動)は、トヨタ・日産やプジョーなど4WDモンスターマシンの台頭によって短命に終わったものの、1985年のWRCアクロポリスラリー(ギリシャ)では総合3位に入賞している。今回ブクレ・ド・スパに出場するRX-7は、そのワークスカーの一台で、ベルギーの愛好家によってレストアされたものだ。同ラリーは、ビヨン・ワルデガルド、スティグ・プロンクビスト、アリ・バタネンや、マルク・アレン、ハリ・ロバンペラ、ティエリー・ブーツェン、フロンソワ・デルクールなど著名なラリードライバーが出場する。

マルク・デュエズは、当年とって53歳。レーシングドライバーとしてもラリードライバーとしても成功を収めたマルチドライバー、デュエズとRX-7グループBの活躍に期待したい。

2011.1.24
Page Top