Mazda3 MPSが豪タルガハイカントリーラリーでクラス優勝

2011タルガハイカントリーラリーに参戦したマツダオーストラリアのMazda3 MPSが、サイモン・エバンスとスー・エバンスのドライブにより、2位に3分7秒もの差をつけてショールームクラスで優勝を獲得した。

「Mazda3 MPSはロードホールディング性がとても高く、容易に速く走ることができた。フィニッシュ前にはまるで手足のように感じた。終盤、タイヤの摩耗が激しかったが、安定した走りで我々を勝利へと導いてくれた。Mazda3 MPSで戦うチャンスを与えてくれたマツダに感謝している」とサイモンは語った。Day1は季節外れの猛暑となり、タイヤに厳しいコンディションとなった。しかし、オーストラリアラリーチャンピオンを4回獲得している二人は問題なく8ステージ90kmを走りきり、1分19秒のリードでDay1を終えた。Mazda3 MPSの得意とするタイトコーナーの連続する8ステージ129kmのDay2では、さらにリードを広げてゴールした。

一方、今回はテスト走行をかねて参戦したタスマニアラリーチャンプ、ジェイミー・バンデンバーグとサイモン・バンデンバーグ組によるRX-8 SPはモダンコンペティションクラスを13位でフィニッシュした。Day1でターボトラブルが発生し、Day2ではタイヤの熱ダレにより実力を発揮できなかった。ジェイミーは「今回は厳しいラリーとなった。それでも13位でフィニッシュできたのはRX-8 SPの基本性能が高いから」と語った。

マツダモータースポーツマネージャーのアラン・ホーズリーは、「Mazda3 MPSのサイモンとスーは、厳しいコンディションでも良い走りをした。ジェイミーとサイモンには苦しい戦いとなったが、まさにプロらしく走りきった。RX-8 SPはトップクラスのパフォーマンスを持っている。次回までに戦略を見直す」と語った。

2011.11.9
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