MX-5 GT4、2012英国GT選手権に参戦

マツダMX-5ロードスターが、2012年英国GT選手権に参戦する。本年はホモロゲーションを取得し、ロータス、アストンマーチン、ジネッタ、ニッサンと同じGT4カテゴリーとなる。

2011年シーズンはブリットカーGTNクラスに参戦し、ポルシェ、フェラーリ、ロータスなどのハイパワー車を相手に善戦し、総合5 位を獲得したMX-5 GTだが、2012年は英国GT選手権のGT4クラスに参戦する。マツダMX-5 GT4は、車重が僅か1,000kgだが150kgのバラストを積む。2.0リッターエンジンは315bhpまでパワーアップされ、ヒューランド製6速シーケンシャルギアボックスのパドルシフトとの組み合わせにより、0-60マイル(0-96km/h)加速が3秒、最高速度は160マイル(257km/h)に達する。まさに世界で最も速く、パワフルなMX-5に仕上がっている。

しかし、何と言ってもMX-5の最大の武器はハンドリングにある。2011年レースで、モーターインダストリーリサーチエージェンシー社の協力により開発を重ねたことにより、MX-5 GT4はあらゆるコースコンディションでも高いスタビリティを発揮し、運転しやすく長距離の耐久レースに重要なハンドリングをもっている。昨シーズンは、ライバルに比べて非力ながらも、燃費の良さとタイヤへの負担の軽さを武器に、耐久レースでの強さを発揮した。ピット時間を減らし、走行時間を増やすという、勝つための方程式だ。

「今シーズン、私たちはスーパーカーブランドの仲間入りし、勝利することを楽しみにしている。昨年は、シャシーを強化しハンドリングやエンジンパワーを向上させる価値ある開発の年となった。今年は、GT4しゃりょうとして英国GTに参戦する最初の年となるが、楽しみにしているとともに良い成績が出せると確信している」と、マツダUKの代表、ジェレミー・トンプソンが語った。

2012.3.25
Page Top