豪トップドラッグレーサー、PACパフォーマンスのMX-6が引退

凄まじい豪雨が数ヶ月にわたって続き、誰もが開催を心配した豪ドラックレースの祭典「シドニージャンボリー」だったが、3月31日の1デイイベントにもかかわらず、160台もの参加車が集まって開催された。ドラッグレーサーで埋め尽くされたシドニードラッグウェイは、まさに混戦状態となった。

シドニージャンボリーは、4戦設けられた新しいトップカテゴリーシリーズ「ファクトリーエクストリーム」の第1戦。トップクラスのマシンとの戦いのため、PACのチームは1000馬力を発生する3ローターターボのMX-6に考えられる全てのことを注ぎ込もうと考えた。しかし、既に長年にわたり、数多くのドラッグレースを続けて来たMX-6には、もはや更なるパワーアップを受け止めるキャパシティは残っていなかった。予選1回目、MX-6は7.02秒、時速182マイル(約293km/h)を叩き出したが、コース中盤でタイヤがシェイクしてしまった。2回目のアタックでは、MX-6はコントロールを失い、コース上で蛇行してしまう。これ以上のパワーを受け止められないようだった。それでもドライバーでPACパフォーマンスのNO.2ジョージ・レハイヤムは、なんとか立て直し、6.91秒、時速183マイル(294.5km/h)を記録した。チームは既にこれ以上のアタックは無理だと感じていたが、ジョージは観客の前で、彼が今出来る最高のパフォーマンスを見せた。

MX-6は、これまでチームの一員として走り、第一線のトップドラッグレーサーとして活躍してきた。まさにチームにとって不可欠な存在だった。しかしながら、この数ヶ月間の出力アップに耐えられるほどの力が残っていなかった。よって、チームはMX-6の引退を決めた。そして、今、次のニューマシン開発に向けて動き始めた。

2012.4.12
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