ナイトスポーツRX-7のケビン・ツェ、中国MTCS広東で歴史的一勝
〜MTCS第2戦(広東)ロードスポーツチャレンジレース

前日に続いて4月29日(日)に中国・広東国際サーキットで行われたMTCSロードスポーツチャレンジレース第2戦で、マカオ在住の中国人ドライバーのケビン・ツェが駆るナイトスポーツRX-7が優勝しました。

マカオと香港でマツダ車ディーラーを営むヴァンイクモータースがエントリーしたこのRX-7は、13Bターボを搭載したナイトスポーツチューンのマカオGP仕様。同チームが中国本土でレースに出場するのは今回が初めてで、この優勝はマツダディーラー公式チームと中国人ドライバーによるマツダレースカーの中国本土初勝利ということができます。 この歴史的な勝利にナイトスポーツヴァンイクレーシングチームのユージニオ・チェン代表は、「1993年にマカオGPに出場して以来伝説となっているFD3SマツダRX-7が、ついにマカオモータースポーツの歴史に残る最高の成績をなし遂げました」と感慨深げにコメントしています。

前日までの悪天候が回復し、この日は好天に恵まれました。同時に気温も急上昇して30度にまで達し、マシンにとってもドライバーにとってもタフなレースとなりました。このコンディション下で不必要な消耗を避けるため、チームは無理な予選アタックをしないことに決めます。 予選は、トラフィックが少ない周回を選び、最低限の周回数を走っただけで切り上げました。ケビンは、たった3周走行しただけでしたが、予選2番手タイムをマークし、良い位置から決勝をスターすることになりました。 決勝レースでは、スタートから順調に後続を引き離したケビンは、レースリーダーのエボIXを追いかける展開となります4周目にペースダウンした同車をとらえて首位になると、さらに2位以下との差を広げ、10秒ものマージンを築いてチェッカーフラッグを受けました。

2012.5.1
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