20B搭載のマツダ3セダン、スーパーカーチャレンジでクラス優勝
スーパーカーチャレンジ2012

オランダおよびベルギーで開催されているスーパーカーチャレンジ第4戦が6月24日にスパ・フランコルシャンで開催され、マツダベルギーが支援するヴァン・ヘルクレーシングのマツダ3セダンがクラス優勝しました。

これまでRX-7などでモータースポーツ活動を行ってきたヴァン・ヘルクレーシングは、オーナーのヴェルマー・ヴァン・ヘルクのドライブで、本年よりスーパーカーチャレンジシリーズに参戦しています。出場車両のマツダ3セダンは、オランダのVAエンジニアリングが量産ボディを改造してFR化し、450馬力を発生する20B型3ローターエンジンと6速シーケンシャルギアボックスを搭載したマシンです。昨年まではベルギーツーリングカー選手権に出場していましたが、活動の場を広げるためスーパーカーチャレンジシリーズにステップアップしました。独特の高周波エキゾーストサウンドで観客を魅了したマツダ3セダン3ローターは、今回の第1レース(1時間レース)はわずか4周でリタイヤの憂き目に遭いますが、気を取り直して挑んだ第2レース(1時間レース)では、FIA GT1からGT3、GT4やスーパーカップカーまで55台もの強豪マシンが居並ぶ中、総合15位・GTBクラストップでチェッカーフラッグを受けました。なお、GTBクラスはアストンマーチンDBR9やポルシェ997 GT3など強力なライバルが揃う激戦区となっています。

4月にFIA GT1世界選手権レースと併催された開幕戦ゾルダーでも第1レース2位、第2レース3位と健闘したマツダ3セダン3ローターは、今や注目の的です。チームから次のレースの参戦予定は表明されていませんが、好成績が期待できそうです。

2012.7.3
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