マツダ2 G2ラリーカーがオーストラリアラリー選手権でデビュー

マツダオーストラリアはこのほど、現在ホンダの牙城となっているボッシュ・オーストラリアラリーシリーズの二輪駆動選手権に、サイモン・エバンスとともに夢のデビューを果たしました。エバンスと新開発のマツダ2 G2ラリーカーは、7月最終週にサウス・オーストラリア州アデレイド近郊で開催された第4戦スカウツラリーに出場しました。

エバンスは、彼の実弟エリ・エバンスが駆るホンダジャズG2に僅か3.9秒差で続く2位でラリー初日を終えました。3位は、タイヤパンクでタイムロスしたもう1台のホンダジャズです。サイモン・エバンスは、このパフォーマンスに満足な様子でした。「もう少し改良が必要な箇所を発見したが、おおむね順調な一日だった」とエバンスは語りました。マツダ2 G2ラリーカーは、2.0リットルのマツダMZRエンジンを搭載している他、フロント、リアのトレッドが拡大されています。

過去に4度のオーストラリアラリーチャンピオンに輝いているサイモン・エバンスは、デイ2の三つ目のスペシャルステージの泥濘路にスタックしてロスした他はトラブルもなく、このラリーを2位で終えることができました。優勝したエリ・エバンスは、「今週末は兄を負かしたのでいい気分です。しかし、僕らは手品が使える訳ではなく、マツダ2とサイモンは間違いなくより速くなるはずなので、来年2013年シリーズは大変タフなものになるだろうと思います」とコメントしています。

2012.8.9
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