速さを得たST5デミオ勢、S耐もてぎでトラブルに泣く
スーパー耐久第3戦ツインリンクもてぎ

7月21日(日)に栃木県のツインリンクもてぎでスーパー耐久第3戦決勝レース(5時間)が行われ、ST5クラスの予選3位からスタートしたNOPROデミオ(谷川達也/小原健一/野上達也/野上敏彦)は7位で完走を果たしました。また、予選6位のRS☆Rデミオ(RYU1/濱口亮/野村浩史/菅原啓年)は同5位でレースを終えました。

前日に行われた公式予選では、NOPROに新加入した元GTドライバーの谷川達也がAドライバーのトップタイムを記録。Bドライバーとの合算で予選順位は3位となりましたが、デミオの速さにライバルたちも改めて警戒を強めていたようです。一方、予選日にエンジンを痛めてしまい、スペアエンジンに交換することとなったRS☆Rデミオは、後方からライバル勢を追い上げる形となりました。

決勝レースは、気温30度とこの季節にしてはやや低い気温でスタートすることができました。NOPROデミオは、上位2台を追いながら序盤を周回。粘ってドライバー交代する計画でしたが、小原がスティント終盤に誤ってスイッチを誤作動してガス欠状態に。ピットインレーンでクルマを押す自体となり、タイムロスしました。ドライバー交代した後、今度はリアブレーキにトラブルが発生。何度かピットインし、対策を講じますが後半までこれが尾を引き、7位完走となりました。チーム代表の野上さんは、「確かに今年のデミオは、速くなりました。昨日の予選ではトップ争いをしています。しかし、速くなれば別のパートに影響が行くものです。ブレーキに厳しいこのコースでは、フロントだけでなくリアにもストレスが過大にかかったようです。終盤はフロントブレーキだけで走ることになってしまいました。しかし、対策はもちろん可能です。次の富士7時間では、皆さんに是非速さをお見せしたいと思います」と語っていました。

2013.7.22
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