マツダ6 SKYACTIV-D Racing、ディーゼル車のインディアナポリス初優勝を飾る

過去40年間にわたり、マツダは北米各地、世界各国のレース場で数百回もの優勝を重ねてきましたが、今日に至るまで世界で最も有名なレーストラック、インディアナポリス・モーター・スピードウェイでの勝利は未経験でした。しかし、今回その空欄にチェックマークがつきました。7月26日(金)に当地で行われたグランダムレースで、#70 SpeedSourceマツダ6 SKYACTIV-DがGXクラスで優勝を果たしたのです。

マツダ6にとってこの勝利は、GXマニュファクチャラー選手権12戦中8戦終了時で連続5勝目です。今回3時間レースの最終ランナーであるシルベイン・トレンブレイは、47周にわたってレースをリードし、一度も逆転を許しませんでした。また、このインディレースはグランダムシリーズの北米耐久選手権の最終戦に位置づけられ、SpeedSourceはチームチャンピオンに輝いています。同選手権には、デイトナ24時間、ワトキンスグレン6時間、そしてインディ3時間レースで構成されています。このグランダムレースがインディで開催されるようになったのは、昨年からとなっています。このレーストラックではかつて多くの形式の原動機や技術を搭載したマシンが活躍してきましたが、ディーゼルエンジン車による優勝は今回が初めてのことです。

マツダ6に搭載しているSKYACTIV-Dレーシングは、量産エンジンをベースとしており、構成パーツの51%がストック部品となっており、重量では63%を占めるまでとなっています。マツダ車の品質、耐久性、信頼性を証明する有効な方法として、北米マツダはモータースポーツ活動を選択しています。

北米マツダ・モータースポーツダイレクターのジョン・ドゥーナンは、「私たちは本日、マツダとSKYACTIVディーゼル技術の歴史を塗り替えました。今回で連続5勝目となりましたが、これは以前にもなかったことです。また、インディで勝利することは、レーサーの夢です。マツダにとってのその夢が、本日実現しました。アメリカおよび日本のマツダ関係者は、SpeedSourceチームと手を携え、このプログラムでの進化を止めることなく進めてきたのです」

2013.7.28
Page Top