マカオGPに挑み続けているナイトスポーツの中村英史代表から、今年のマカオGPに出場するRX-8のテストレポートが届きました。

「今年もマカオGPロードスポーツチャレンジレースにチャレンジするための準備が始まりました。この3年間に行ってきた活動で、ある程度の実績は残せましたが、まだまだ私たちは私たちの目標には達していません。レースは私たちが努力するように、参加するすべてのチームも確実に進歩してきます。残念ながらこの３年間にはアクシデントもあり、私たちの努力は十分とは言えなかったでしょう。

私たちの競争相手は、600馬力のランサーや800馬力オーバーのR35 ニッサンGT-Rです。それに対して、私たちは2ローターの13Bターボで戦わなければなりません。そこで少ないパワーを有効に生かすためのスペック変更を今回は行いました。それは適正なギアレシオとピークパワー発生位置の変更です。

エンジンベンチでのデータと実走行での違いを確認するために、データロガーを作動させながら3月13日に富士スピードウェイでテストを行いました。当日はポルシェカップカーやGTカーなど様々など多くの車両が走行していたため、コースはかなり混雑した状況でしたが、加速特性、ストレートでの最終速度、ノック発生状況など、エンジンが安定して特性を発揮しているかの確認ができ、テストをすべて順調に終えました。今年は不測のメカニカルトラブルもなく、早々に準備に入ることができました。これからも色々な仕様をテストしながら、競争力を高めていきます。ぜひ、今年のマカオGPもご期待ください」

次回テストは4月上旬の予定です。