レジェンドREレースカーが岡山に集結。
MAZDA FAN FESTA 2012 in OKAYAMA (12月9日)

かつて富士スピードウェイで大排気量のスカイラインGT-Rと名勝負を繰り返し、1970年代に空前のレースブームを盛り上げた「マツダ・サバンナ」をご存知でしょうか。日本のモータースポーツ黎明期の主役のひとつとなったこのサバンナのレースカーレプリカがMAZDA FAN FESTA 2012 in OKAYAMAに3台集合します。

サバンナは、10A型ロータリーエンジンを搭載して1971年にデビュー。マツダは、当初からこのS102用スポーツキットを完備して、アマチュアレーサーがレースに出場するサポートを行っていました。富士TSレースで次第に力をつけていったサバンナは、常勝スカGを脅かすようになります。そして、1972年には12Aエンジンを搭載した「サバンナ RX-3」(125馬力仕様S124)の出場が認められるようになると、もはやGT-RはサバンナRX-3の敵ではなくなり、ついに引退へと追い込まれてしまいます。この頃、マツダワークスMMSの片山義美、従野孝司、マツダオート東京の寺田陽次郎らロータリートリオは手のつけられないほどの速さを誇っていました。

その1970年代の富士ツーリングカーレースを思い起こさせるRX-3が3台、岡山国際サーキットに登場します。大阪の辻さん、伊丹市の居蔵さん、西脇市の杉本さんが自慢のマシンを持ち込んでくれます。エンジンは、それぞれ12Aペリフェラルポート仕様、同ブリッジポート、13Bプリッジポート仕様と様々ですが、岡山の空にNAロータリーの「ベツベッベッベババババッ」というエキゾースト音を響かせてくれることでしょう。

また、鈴鹿50周年にも参加した加藤さん(愛知県)のR100ロータリークーペ・1970年スパ仕様レプリカ、ラリーニッポンに出場した同じく70年スパ仕様の2台のR100(神奈川県の伊藤さん、千葉市の石井さん所有)を加え、まさにタイムスリップしたかのようなレジェンドREマシンが一堂に会します。また、1979年のデイトナ24時間で優勝したサバンナRX-7をイメージしたマシン(木更津市・成田さん)も駆けつけてくれることになりました。想像しただけで胸が高鳴ります。いよいよMAZDA FAN FESTA 2012 in OKAYAMAまで約10日となりました。

2012.11.27
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