S耐岡山で岡部自動車RX-7がクラス4位、#99デミオも同5位
スーパー耐久レースシリーズ2012第4戦 岡山国際サーキット

残暑厳しい岡山国際サーキットで8月26日にスーパー耐久第4戦決勝の3時間レースが行われ、ST3クラスのポールポジションからスタートした岡部自動車RX-7が4位に入賞。ST5クラスのロイヤルパープルデミオも同5位でレースをフィニッシュしました。

気温32度、路面温度50度以上となった岡山国際サーキットには、この日だけで約6,000名の観客が訪れました。GT3クラスのNISSAN GT-R vs BMW Z4の争いだけでなく、今年のS耐は各クラスでハイレベルな戦いが繰り広げられており、またバラエティ豊かな車種が走っていることでも人気が高まっています。今回のレースには、5台のマツダ車が出場しました。レクサスGS350、フェアレディ370Z、ホンダNSXなどの強豪がひしめくST3クラスにはRX-7が2台、ST4クラスにロードスターが1台、また注目のST5クラスのデミオが2台でした。時に、激戦のST3クラスに挑戦し続けている岡部自動車RX-7は、10年前に生産が終了している車種とは思えない競争力を維持しており、今回で連続3回目のポールポジションを獲得しました。 決勝レースでは、スタート直後の多重クラッシュをかいくぐった#14 RX-7は、序盤をトップで走りましたが、終盤に燃料系統にトラブルが発生してペースダウン。それでも4位入賞を果たしています。チーム代表の長島正明さんは、「今回は勝利を逃して残念でしたが、脱落してポイント無しで終わることは避けたかったので、4位は悪くない結果だと思います。次の鈴鹿、そしてRX-7に有利と思われるオートポリスで思い通りのレースができれば、チャンピオン獲得は夢ではないです」と語りました。

また、この岡山国際をホームトラックとしている#99フラットウェルwithツインズワンのデミオが目覚ましい活躍を見せました。参加台数が急増中のST5クラスは、これまでヴィッツの独壇場でしたが、今回は序盤から#99が上位に進出。中盤以降は2位を走行しました。しかし、タイヤカスの固まりが左側のサイドステップを壊してオレンジボール旗が出されてしまい、ピットでの修復を強いられます。その後反対側にも同様のトラブルが発生。順位を落としてしまいました。ドライバーの平井隆一さんは、「悔しいです。しかし、クルマは仕上がってきましたし、次回に繋がるレースだったと思います。近いうちに表彰台に上がれると思います」と話しました。ノガミプロジェクトのデミオにも期待が集まりましたが、オープニングラップの多重クラッシュに巻き込まれてノーズを破損。ピットで修復作業を行い出遅れてしまいましたが、6位で完走しています。

2012.08.27
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